Tris

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Tris

【種類】pH緩衝剤

【和名】トリスヒドロキシメチルアミノメタン

【英名】tris(hydroxymethyl)aminomethane; THAM

作り方

Tris-HCl(トリス塩酸緩衝液)として、塩酸でpHを調節して、1M(mol/L)の濃度で調製しておくのが一般的。
SIGMA社のトリス塩基(Tris base; Trizma Base®SIGMA)は12.1gを100mL純水に溶かすと1MでpH 10.4となる。塩酸でpHを調節するために、80mL純水に溶かしてから数mLの塩酸を加えて目的のpHにする(塩酸を加えると発熱するため室温に戻ってからpH測定する)。最後に100mLに純水でメスアップし、オートクレーブをかけて完成。

Trisをもとにした緩衝剤

トリス緩衝生食: TrisにNaClを加えたもので、リン酸緩衝生食(PBS)が使えないときなどに有用。

TE緩衝液: TrisにEDTAを加えたもので、核酸の実験に用いる。弱アルカリで核酸を脱プロトン化し沈殿を防ぐ。

TEA緩衝液: TrisにEDTAと酢酸を加えたもので、アガロースゲル電気泳動の核酸分離に用いる。

臨床応用

アシドーシス治療薬・サムセット®として臨床実用されている。